Chapter 13
三角関数: 角と比の関係を関数として定義する (sin, cos, tan)
三角関数は、角度が変わると辺の比がどう変わるかを示す道具です。時計や季節のような周期現象を数で表すときに重要で、波や信号解析、さらにAIの位置エンコーディングにもつながります。
単位円で角 を回すと、点の座標は として動きます。
sin θ: 縦の高さ
sin(θ) = -0.87
cos θ: 横の長さ
cos(θ) = 0.50
tan θ: 傾き比
tan(θ) = -1.73
現在の θ 基準:sinθ = -0.87cosθ = 0.50tanθ = -1.73
核心関係: tanθ = sinθ / cosθ (cosθ ≠ 0)
単位円では横投影が 、縦投影が 、傾き比が です。
- 角 を作り、円上の点 を取ります。
- 点 の x座標は 、y座標は です。
- のとき、 で傾きを読みます。
三角関数とは何か
概念: 直角三角形で、角度 に対する辺の比を表す関数です。式では 、、 です。
直感(観覧車の比喩): 半径1の単位円を考えると、 だけ回転した位置は になります。つまり は左右位置、 は上下位置をそのまま表します。
数理説明: 単位円の方程式は 。ここに を代入すると 。さらに傾きは縦/横なので です。
実務接続: 現実データには24時間や季節のような周期性が多くあります。生の直線的な数値ではなく三角関数で円形表現に変換すると、モデルが規則性を安定して学習しやすくなります。初学者は を直接計算するより、まず 24時間=360度 に変換して読むのが安全です。
23時と0時のような周期境界問題をきれいに解決できます。 変換により、数値上は離れていても円上では近いことを保てます。
Transformerの位置エンコーディングで重要です。異なる周波数の / を重ね、順序情報を表現します。
波・周波数モデリングの基礎言語であり、時系列や信号処理AIの土台になります。
角度や時刻をラジアンに変換し、 をペア特徴として入力します。
曜日・季節・方位など循環データを三角関数で包み、不連続な境界を滑らかにします。
????????cosine similarity????????????????????2?????? ????? ?????????????????????????? ????? ?????? ???????????????????RAG?????????????????????????????????
このセットは問題タイプの重複を最小化して出題されます。まずタイプを判定し、(1) タイプ判定(座標/符号/周期/恒等式/MLエンコード)→
(2) 単位円座標 または公式選択 →
(3) 計算と符号確認 の順で解くと安定します。
Chapter 04 と同様に、定義から段階的に絞る順序が重要です。典型的には 易しい(座標・符号)→ 普通(周期・和・恒等式)→ 難しい(MLエンコード・結合型) で進みます。時刻問題は の直接計算より、まず 24時間=360度 へ変換する方が安全です。
例題と解法手順を表で示します。
- 問題例1(易) 単位円で のとき y座標は?
- 解法点は なので y座標は 。つまり 。
- 問題例2(普) の周期(度)は?
- 解法周期公式 、 なので 。
- 問題例3(難) のとき は?
- 解法 より 、したがって 。
| 問題 | 解法 |
|---|---|
| 例1(易) 単位円で のとき y座標は? | 点は なので y座標は 。つまり 。 |
| 例2(普) の周期(度)は? | 周期公式 、 なので 。 |
| 例3(難) のとき は? | より 、したがって 。 |
タイプ別の解き方
- タイプ単位円座標型
- 説明x, y, または を問う
- 答えの出し方標準角を置き、, を読む
- タイプ象限符号型
- 説明関数値の + / - 判定
- 答えの出し方象限で x,y の符号を確認し、 の符号を決定
- タイプ周期計算型
- 説明
- 答えの出し方度単位の周期は
- タイプ恒等式・結合型
- 説明、和/比
- 答えの出し方基本恒等式を適用して代入計算
- タイプML適用型(入門)
- 説明時刻/方向エンコード
- 答えの出し方まず 24時間=360度 に変換し、必要なら に接続
| タイプ | 説明 | 答えの出し方 |
|---|---|---|
| 単位円座標型 | x, y, または を問う | 標準角を置き、, を読む |
| 象限符号型 | 関数値の + / - 判定 | 象限で x,y の符号を確認し、 の符号を決定 |
| 周期計算型 | 度単位の周期は | |
| 恒等式・結合型 | 、和/比 | 基本恒等式を適用して代入計算 |
| ML適用型(入門) | 時刻/方向エンコード | まず 24時間=360度 に変換し、必要なら に接続 |
例(単位円座標型)
単位円で のとき を求めよ。
解法
1) の点は
2)
よって 答えは -1。
例(象限符号型)
第2象限で の符号を求めよ。
解法
1) 第2象限では ,
2)
よって 答えは負。
例(周期計算型)
の周期(度)を求めよ。
解法
1) 周期公式は
2) なので
よって 答えは 45。
例(ML適用型、 直接計算なし)
のとき、24時間を360度とみなすと角度は何度で、 はいくつか?
解法
1) 24時間 = 360度なので 1時間 = 15度
2) 6時間は
3)
よって 答えは 1。
(式で書くと と同じ。)